ゆなゆな気分でいこう。

平凡な毎日だけど。

父の骨折。

私の父は、80歳。

 

もう何年も前から、ほぼ寝たきり。

歩くのが怖いと、家の中でもご飯とトイレに行く時以外には

ベットから立ち歩くことはない。

 

<火曜日>

そんな父が、リハビリの帰りにマンションの入り口前に車が止まっていた為

スロープまでの道が遠い所に下された。

母も付き添っていたんだけど、面倒くさがってスロープまでの道を歩かず

なんとすり足でしか歩けない足で、階段を登ろうとしたらしい。

もちろん足が上がるわけもなく、そのままバランスを崩して後ろにひっくり返った。

その日は、そのままスロープまで歩きなおし帰宅。

 

<水曜日>

打ち身からか体が痛いと、かかりつけの近所の診療所へ。

「骨折してないね。大丈夫。シップと痛み止め出しておくから安静にね。」

「もし心配なら紹介状出すから、痛みが引かないときは言ってね」と帰された。

 

<木曜日>

私の妹が、実家へ泊りにきてその事件を知る。

一斉に姉妹LINEに通知がきて大騒ぎに。

すでに、ベットから立ち上がる事も出来ず。

かろうじて食事の時だけ、母に手伝ってもらいベットに座る事は出来たらしいが

一苦労で、母も父の文句の連発に発狂状態。

 

<金曜日>

祭日だった為、子供のサッカーの試合が終わって夕方から実家を訪問。

しかし、その日の夕方からは座る事も出来ないほどに痛みが増幅。

「触るな!触るな!痛いんだよ!」とすごい剣幕で怒鳴りつける。

もちろん食事も水分をとる事も拒否。おむつ交換もできない状態。

 

これは、やばいんじゃない??

って事で、本当は嫌だったんだけど、「119番」電話しました。

なんだろうね、この悪い事をしてるような気分。

でも、しょうがないよね。私がいる時にしか病院連れて行けなし。

3連休明けに、この動けない父を

母が一人でどうにかしなきゃいけない状況はダメだ。。。と。

間違ってない選択だ!と言い聞かせながら、初救急車デビュー果たしました。

 

結局、腰骨5個のうち、2番と4番が骨折しているとの事。

あの診療所のヤブ医者め!(レントゲンも撮ってないとは)

そして、老人の圧迫骨折はよくある事で、入院はなし。

痛み止めと、コルセットつくりの予約をして帰宅となりました。

もちろん夜ですし、救急車で送ってもらえるわけもなく。

介護タクシーも呼べないし。

旦那に車で迎えにきてもらい、ベットから車いす車いすから車に乗車。

車から車いす。そして自宅のベット。と苦労しながらかえってきました。

 

父はもちろん、疲れ切って即ねむりに落ちました。

とりあえず、絶対安静が大切で、寝て治すしかない感じで。

 

もちろん可哀想だけど、この後母には

「何かあったら黙ってないで私たちに報告する事!」

「心配かけたくない気持ちもわかるけど、結局ばれてこうなるんだから

早めの対応が大事なんだよ!」って説教しました。

母も年寄りなんだな。と救急車を呼んでから付き添ってみて

全ての対応をみて感じてしまった。

 

私は4人姉妹。

みんな結婚したけど、比較的近くに住んでいる。

しばらくの間は、みんなで協力して母が潰れてしまわないように

助けて行こう。

 

頼むから父は歩く事を諦めないで、回復してください。。。母のために。